
マンションと戸建て、結局どっちがいいんだろう…。どっちも一長一短って言うけど、実際に両方住んだ人の本音が知りたいな。
- マンションから戸建てへ住み替えた体験(良かったこと・後悔したこと)
- マンションと戸建て、価格・資産価値・暮らしやすさの一般的な違い
- 今、実需で選ぶなら戸建てがおすすめだと考える理由
こんにちは、せいぞうです。
結論からひとこと:私はマンションを購入時の1.2倍の価格で売却し、その資金で土地を購入してローコスト注文住宅を建てました。今は戸建てに住んで8年になりますが、正直に言うと、マンション時代にも戸建て時代にも「良かったこと」と「これは誤算だった」と思うことの両方があります。この記事では、マンションと戸建てそれぞれの一般的な比較ポイントを整理しつつ、実際に両方に住んだ立場からの体験談を正直にお伝えします。
マンション売却のときの体験談は、以前こちらの記事でも詳しく書いています。

マンション価格が高騰中。でも「今なら戸建てが狙い目」と言われる理由
先日、近所を歩いていたら、狭小地に見える土地で基礎工事が始まっているのを見かけました。都市部に近いエリアだと、こういう小さな土地にもどんどん家が建っていくんだなと、あらためて実感した出来事でした。

ここ数年、マンション価格の高騰が話題になることが増えました。背景には実際に住むための購入だけでなく、投資・投機目的で購入する買い手が一定数存在することも影響していると言われています。そのため、これから実際に住むための家(実需)としてマンションを検討している人にとっては、「思っていたより予算が合わない」と感じる場面も増えているのではないでしょうか。
一方で戸建ては、エリアによってはまだマンションほど価格が過熱していないケースもあります。そうした状況もあって、「実際に住むために家を持ちたいなら、今は戸建ても選択肢として見直す価値がある」という声を聞くようになりました。この記事では、実際にマンションから戸建てに住み替えた体験も交えながら、その理由を考えてみたいと思います。
マンションと戸建て、一般的な違いをサラッとおさらい
価格・維持費の違い
マンションは立地の良さに対して価格が設定されやすく、購入後も管理費・修繕積立金・駐車場代といった固定費が毎月継続的にかかります。戸建ては土地代・建物代が中心で、購入後の固定費は固定資産税や将来のメンテナンス費用が中心になり、マンションのような月々の管理費・修繕積立金は基本的にありません。
資産価値・売却のしやすさ
マンションは立地・築年数・管理状態によって資産価値が大きく左右されます。戸建ては建物部分の価値が年数とともに下がっていく一方、土地部分の価値は比較的残りやすいと言われています。どちらが売却しやすいかは一概には言えず、エリアの需要や物件の状態によって変わってきます。
暮らしやすさ・セキュリティ
マンションはオートロックや管理人常駐など、設備面でのセキュリティに安心感があります。戸建てはそうした共用設備がない分、防犯対策は自分で用意する必要がありますが、リフォーム・DIYの自由度は戸建てのほうが高く、管理規約に縛られずに手を入れられるのが特徴です。
| 比較項目 | マンション | 戸建て |
|---|---|---|
| 月々の固定費 | 管理費・修繕積立金・駐車場代など | 基本的になし(固定資産税は別途) |
| 資産価値の傾向 | 立地・築年数・管理状態に左右されやすい | 土地は残りやすく、建物は年数で下がる傾向 |
| リフォーム・DIYの自由度 | 管理規約による制限あり | 基本的に制限なし |
| セキュリティ | オートロック・管理人常駐など設備面で安心 | 自分で対策を用意する必要あり |
マンション時代、良かったこと・不満だったこと【体験談】

ここからは実際にマンションに住んでいた頃の話です。良かったことも不満だったことも、正直に振り返ってみます。
良かったこと
わが家が住んでいたのは高台にある7階の部屋で、眺望がとても良かったのを覚えています。夏になるとベランダから花火大会の花火が見えることもあり、家にいながら花火を楽しめるのは、マンションならではの贅沢だったなと思います。この体験については、以前こちらの記事でも詳しく書きました。

もう一つ良かったのが、エントランスのセキュリティです。住民以外は立ち入れない仕組みになっていたので、防犯面での安心感は戸建てに住んでいる今よりも大きかったと感じます。
不満だったこと
一方で不満だったのは、やはり毎月の固定費です。駐車場代・駐輪場代に加えて管理費もかかるので、住宅ローンの返済とは別に、これらの固定費が毎月じわじわと家計にのしかかってくる感覚がありました。
売却を決めた3つのきっかけ
そんなマンション生活でしたが、最終的に売却を決めたのには、大きく3つのきっかけがありました。
- 修繕積立金がじわじわと増額され、さらに別途まとまった一時金の負担が発生したこと
- 住宅ローン控除の適用期間が終わりに近づいていたこと
- 不動産価格の状況を見て「今が売り時かもしれない」と判断したこと
この3つが重なって、マンションを売却し、土地を買って戸建てを建てるという決断につながりました。
戸建てを選んだ決め手と、住んでみて分かったこと【体験談】

マンションを売却したあと、なぜ戸建てを選んだのか。そして実際に住んでみてどうだったのか、ここからは戸建て編です。
私が「土地は資産、建物は年数で価値が下がる」と考えて戸建てを選んだ理由
マンションを売却したとき、次の住まいをどうするか考える中で自分の中に生まれたのが「土地は値段が下がりにくい、これは資産になる」という考え方でした。一方で建物は、どんなに立派に作っても年数が経てば価値が下がっていくものです。そう考えたときに、「建物にお金をかけすぎるより、資産として残る土地を優先して、建物はローコストでもいいのではないか」という判断に至りました。この考え方が、戸建て(それもローコスト注文住宅)を選んだ一番の決め手です。
住んでみて一番良かったこと
実際に戸建てに住んでみて、一番良かったと感じているのはDIYを思い切ってできることです。壁に穴を開けたり、コンセントを増設したりといったことも、管理規約を気にせず自分の判断でできるのは、戸建てならではの自由度だと感じます。実際に懸垂バーを梁にボルトで取り付けた話は、こちらの記事にまとめています。

もう一つ良かったのが、静けさです。マンション時代は隣の部屋や下の階への生活音が気になっていましたが、戸建てになってからはそうした音の配慮からかなり解放されました。また、住所を記入するときに部屋番号がないと、それだけで「戸建てですか?」と聞かれることがあり、地味にですが所有感のようなものを感じる瞬間でもあります。
正直な誤算・・・断熱・気密はケチらなければよかった
ここからは正直な誤算の話です。戸建てに住み替えてから実感しているのが、冬は寒く、夏は暑いということ。マンションは構造上、上下左右を他の住戸に囲まれているため断熱性能が高くなりやすいのですが、戸建てはそうした恩恵がありません。しかもわが家はローコスト住宅なので、断熱・気密の性能をそこまで高いグレードにはしませんでした。

もっとお金かけとけばよかったのにー。マンションの頃はこんなに寒い・暑いって言ってなかったじゃん。
本当にそのとおりで、今振り返ると、断熱・気密にはもう少し予算をかけておけばよかったというのが正直な感想です。この点については、以前こちらの記事でも詳しく触れています。

お家づくりなら、LIFULL HOME’S【住まいの窓口】へご相談ください
![]()
まとめ:今、実需で選ぶなら戸建てがおすすめな理由
マンションと戸建て、どちらにも良かったことと不満だったことがありました。それでも、これから実際に住むための家を選ぶなら、私は戸建てをおすすめしたいと思っています。理由はシンプルで、「土地は資産として残りやすく、建物は年数とともに価値が下がっていく」という考え方に立つと、投機的な買い手の影響を受けやすいマンションよりも、実需としての戸建てのほうが納得感のある選択になりやすいからです。
もちろん、断熱・気密のように「もっとお金をかけておけばよかった」と感じる部分もあります。それでも、DIYの自由度や静けさ、所有感といった戸建てならではの良さは、うちにとっては大きな満足につながっています。

マンションにも戸建てにも、それぞれの良さがあります。この記事が、あなたの「どっちがいいか」を考えるきっかけになればうれしいです。
