第一種電気工事士は独学で受かる?おすすめテキストとYouTubeチャンネル

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読者
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第二種は取れたけど、第一種って独学でいけるのかな…。テキストとか勉強法、実際どうだったのか知りたい。

この記事でわかること
  • 第二種に続いて第一種を受けようと思った3つの理由
  • 学科試験対策の流れ(テキスト流し読み→YouTube→過去問3周→直前に5年分)
  • 実際に使ったテキスト・過去問題集と、お世話になったYouTubeチャンネル
  • 独学で突破するための「狙うのは60点」という考え方

こんにちは、せいぞうです。

家のDIYの幅を広げたくて独学で取った第二種電気工事士。その勢いのまま、第一種電気工事士も受けてみました。

結論からひとこと:第一種も、独学で学科試験・技能試験ともに合格できました。やることは第二種と変わりません。テキストを読んで、動画で補って、過去問を回す。この記事では、実際に使ったテキスト・YouTubeチャンネル・勉強の流れを、そのままお伝えします。

第一種電気工事士、独学で受けてみました

まずは結果から。第一種は学科試験・技能試験ともに合格し、令和6年12月に合格証書を受け取りました。学科の点数はこのとおりです。

第一種電気工事士 合格証書
学科試験84点の結果画面
資格学科試験の点数合格ライン
第二種電気工事士98点(CBT方式)60点
第一種電気工事士84点(CBT方式)60点

電気工事の職人でもない、ただの住宅DIY好きが独学で合格できたわけなので、第一種は、第二種を取った人なら十分に狙える資格です。迷っているなら受けてみることをおすすめします。

筆者
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第一種は出てくる言葉からして知らないものだらけでしたが、そのぶん「やりきった感」がありました。

ひとつだけ、受ける前に知っておいたほうがいいことがあります。

第一種電気工事士は、学科試験・技能試験に合格しても、それだけでは免状(=資格)が交付されません。免状の交付を受けるには、試験合格に加えて3年以上の実務経験が必要です。合格すればそのまま免状を申請できる第二種とは、ここが大きく違います。

免状交付に必要な実務経験のポイント

  • 必要なのは3年以上の実務経験。2021年4月1日の法改正で、それまでの「5年以上、または学歴により3年以上」から一律3年以上に短縮された
  • 実務経験は試験合格の前後を問わず通算できる(第二種電気工事士として行った工事の経験も算入できる)
  • 認められる工事の範囲や実務経験証明書の書き方は、申請先の都道府県で確認を

僕もまだ免状は手元にありません。それでも、高圧の知識が入ったことで仕事で図面を見るときの解像度は明らかに上がりました。勉強した価値は十分にあった、というのが正直な感想です。

第一種電気工事士を受験した理由

そもそも僕は電気工事の職人ではありません。それでも第一種を受けようと思った理由は、大きく3つありました。

①第二種で勉強した内容が、頭に残っているうちに受けておこうと思った

一番大きな理由がこれです。第一種と第二種は、基礎的な電気理論、配線図の読み方、基本的な低圧配線工事の施工方法といったところで、内容がかなり共通・重複しています。第二種で学ぶ知識や技能は、そのまま第一種を理解するための土台になるわけです。

だったら、その土台が頭に残っているうちに受けたほうが効率がいい。時間が空くと、配線図の記号も計算問題の公式もきれいさっぱり抜けていきます。「落ち着いたらやろう」は、だいたい一生やらないやつです(笑)

第二種を独学で取ったときの勉強法は、こちらの記事に詳しく書いています。

電気工事士2種を独学で取得!合格者が教える勉強方法と取得後にDIYでできること
電気工事士2種を独学で取得した筆者が、おすすめの勉強方法と合格後にDIYでできる電気工事を解説。資格を取ればDIYの幅が一気に広がります。これから挑戦する方はまずここから読んでください。

②第一種電気工事士は、貴重な人材になる

第二種で扱えるのは、住宅など低圧の電気工事まで。第一種になると、高圧受電設備をはじめとした自家用電気工作物まで工事の範囲が広がります。工場やビル、店舗といった現場を扱えるかどうかの差なので、できることの幅がまるで違います。

そのうえ、免状をもらうには実務経験3年というハードルもあります。試験に受かるだけでは資格として名乗れないので、必然的に有資格者の数は限られます。業界全体で人手不足が指摘されていることもあって、第一種電気工事士は貴重な人材なんですよね。

そういう資格に、独学で手が届く。それだけでも挑戦する価値はあると思いました。

③知的好奇心(高圧について学んでみたかった)

そして最後は、単純な興味です。第一種の勉強を始めると、高圧受電設備や電動機の制御回路といった、街中で見かけてはいたけれど中身をまったく知らなかったものが登場します。

あの箱の中で何が起きているのかを知りたい。動機としてはかなり不純というか、実利より好奇心のほうが強かった気がします。

勉強方法(学科試験)

ここからは、僕が実際にやった学科試験の勉強方法です。特別なことは何もしていません。

学科試験対策の流れ(全体像)

電気工事士の学科試験勉強をするイメージ

やったことは、この4ステップだけです。

  1. テキストを流し読みして、ざっくりインプットする
  2. YouTubeで理解を深める
  3. 過去問題集を3周する(間違えた問題に付箋)
  4. 直前に、実際の過去問を5年分解く

①テキストを流し読みして、ざっくりインプットする

まずはテキストを最初から最後まで、ざーっと読み流します。ここで大事なのは分からないところで立ち止まらないこと。第一種は高圧の話がどんどん出てくるので、1周目からちゃんと理解しようとすると、ほぼ確実に心が折れます。

「そういう単語があるのね」くらいの温度感で読み流して、全体像だけ頭に入れる。これは第二種のときとまったく同じやり方です。

②YouTubeで理解を深める

1周読み終わったら、YouTubeの出番です。テキストで文字を追っただけではぼんやりしていたものが、動画で解説されると急に輪郭が出てきます。特に高圧受電設備まわりは、図と音声で説明してもらえるかどうかで理解のスピードが全然違いました。実際に見たチャンネルは後ほど紹介します。

③過去問題集を3周する(間違えた問題に付箋)

ここが一番の主戦場です。過去問題集をひたすら回します。

1周目は間違えまくって当たり前。間違えた問題には、その都度付箋を貼っていきます。ここでのポイントは、正解できるようになっても付箋は剥がさないこと。剥がしてしまうと、自分がどこでつまずいたのかという記録まで消えてしまうからです。

なので周回するほど、問題集はどんどん付箋だらけになっていきます。ただ、これがそのまま自分の弱点マップになるんです。付箋が密集している章は、単純に自分が苦手な分野。2周目・3周目は、その付箋のページを重点的に回していきました。

④直前に、実際の過去問を5年分解く

仕上げは、電気技術者試験センターが公開している実際の過去問です。試験直前に5年分を解きました。

問題集で見慣れた問題ではなく、まっさらな状態で解くと実力がはっきり出ます。ここで6割を安定して超えられていれば、かなり安心して本番に臨めます。

過去問は公式サイトで無料公開されています。
第一種電気工事士試験 過去問題(電気技術者試験センター)

筆者
筆者

テキストを完璧にしてから過去問、ではなく、早めに過去問へ移るのがコツだと思っています。結局、問題が解けるようになるのが目的なので。

狙うのは60点でOK!難しい計算問題は深追いしない

勉強を進めるうえで、ずっと意識していたことがあります。学科試験の合格ラインは60点。満点でも60点でも、合格は合格だということです。

そこで具体的にやめたのが、難しい計算問題の深追いです。第一種の計算問題は第二種より確実に重く、ここに時間を注ぎ込むとキリがありません。出題数と難易度のバランスを考えると、思い切って飛ばしても他で十分カバーできます。

MIX
MIX

捨てるって言い切っちゃっていいの?あとで泣かない?

もちろん、全部捨てるという話ではありません。「解ける計算問題は確実に取る、重いやつは飛ばす」という線引きをはっきりさせた、ということです。独学は時間との勝負なので、どこに時間を使わないかを決めることは、勉強法そのものと同じくらい大事だと思っています。

使ったテキスト・問題集(すい〜っと合格シリーズ)

第二種のときにお世話になった「すい〜っと合格」シリーズを、第一種でもそのまま継続して使いました。理由はシンプルで、あの「絵で見せてくれる」構成に慣れていたからです。テキストを乗り換えると、レイアウトに慣れるところからやり直しになります。中身を覚えることに集中したかったので、この選択は正解だったと思っています。

第1種電気工事士 すい〜っと合格の学科テキストと過去問題集

『ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士 学科試験 すい〜っと合格』
僕が使ったのは2024年版です。タイトルどおり、図やイラストで説明してくれるので、活字だけの参考書に比べて心理的なハードルがかなり低い。第二種のときと同じ感覚で読み進められました。

『第1種電気工事士 学科 過去問』
同じシリーズの過去問題集です。僕が使った2024年版では直近10年(14回分)の問題が収録されていて、赤シートにも対応しています。上で書いた「3周する」のは、この問題集のことです。

僕が使ったのは2024年版で、当時の発行元はTOOL BOXでした。すい〜っと合格シリーズは2024年11月以降、発行元がオーム社に変わっています。試験は年度ごとに出題内容が変わるので、購入するときは必ず最新年度版(2026年8月時点では2026年版)を確認してください。

お世話になったYouTubeチャンネル

第二種のときはHOZAN社の試験対策動画がメインでしたが、第一種では別のチャンネルにお世話になりました。

まき電脳

「第1種電気工事士 筆記」という再生リスト(全18本)を、ひととおり視聴しました。テキストを1周読んだあとにこの動画を見ると、ぼんやりしていた内容がくっきりしてきます。「あれはそういうことだったのか」となる瞬間が何度もありました。

第1種電気工事士 筆記(まき電脳・再生リスト)

ガミデンキちゃんねる

僕が勉強していた当時は第二種向けの動画が中心で、第一種のコンテンツはまだあまり多くありませんでした。ただ、いま見にいくと第一種の学科試験対策がしっかりまとまった再生リストができています。これから受ける人には、むしろ今のほうがおすすめできる状態です。

【第一種電気工事士】学科試験対策まとめ(ガミデンキちゃんねる・再生リスト)

第二種のときに実際に使ったチャンネルは、こちらの記事で5つまとめています。

【電気工事士2種】独学に役立つYouTube動画チャンネル5選|合格者が厳選
電気工事士2種の独学にYouTubeを活用したい方向け。実際に合格した筆者がおすすめチャンネルを厳選して5つ紹介。筆記・技術試験別の使い分けや5チャンネルの比較表も掲載しています。

これから受ける人へ(試験日程)

第一種電気工事士試験は、上期・下期の年2回実施されています。2026年度(令和8年度)下期の日程はこちらです。

項目日程
申込受付2026年7月27日〜8月13日(受付終了)
学科試験(CBT方式)2026年9月11日〜10月18日
学科試験(筆記方式)2026年10月4日
技能試験2026年11月21日

下期の申込受付は2026年8月13日で締め切られています。これから申し込む場合は、次の回(令和9年度上期)を待つことになります。上期は例年2月ごろに受付が始まるので、今から準備を始めれば、テキスト1周+過去問3周には十分すぎるくらい時間があります。

すでに下期に申し込んでいる方は、学科試験まで残り1ヶ月ほど。過去問を回す期間としては、ちょうどいいタイミングです。

試験日程は年度ごとに変わります。申込期間・試験日は、必ず電気技術者試験センターの公式サイトで最新情報を確認してください。

まとめ:やることは第二種と同じ。テキスト・動画・過去問だけ

  • 第二種を取った人なら、第一種も独学で十分に狙える
  • 流れは「テキスト流し読み→YouTube→過去問3周→直前に過去問5年分」
  • テキストは「すい〜っと合格」シリーズを第二種から継続(購入は最新年度版で)
  • YouTubeはまき電脳・ガミデンキちゃんねるにお世話になった
  • 狙うのは60点。難しい計算問題は深追いしない
  • 合格しても、免状交付には実務経験3年が必要(第二種との違い)

第一種は、第二種に比べると明らかに手強い試験です。それでも、やることは第二種と変わりません。テキストを読んで、動画で補って、過去問を回す。本当にこれだけです。

第二種を取ったときの勢いがあるうちに、ぜひ挑戦してみてください。高圧の世界を知れたのは、単純に面白かったです。

あと、機能試験についても、おすすめの時短アイテムなども紹介したいと思っています。二種を受けた時の器具がある人は、追加分セットを購入するのがお得だと思いますよ。

ちなみに、第二種の資格を使って実際にやったDIYの記録はこちらです。資格を取ったあとの「実際に何ができるのか」のイメージが湧くと思います。

コンセントをDIYで増設してみた|電気工事士2種を取ったらまずやりたい電気工事
電気工事士2種の資格を活かし、洗面化粧台にドライヤー専用コンセントをDIYで増設した体験談。配線ルートや作業手順を写真つきで解説し、業者依頼の費用相場とDIY実費の比較、無資格での増設が違法になる注意点も紹介します。
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免状が手元に来るのはまだ先ですが、勉強してよかったと思っています。知らなかった世界がひとつ増えるのは、やっぱり楽しいです。

この記事が、これから第一種に挑戦する方の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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運営者・ブログについて
せいぞう

神奈川県在住のアラフィフ。
妻と息子、雑種犬と暮らしています。10年間住んだマンションを売却し、土地探しから始めてローコストの注文住宅(約30坪)を建てました。
家づくりをきっかけに資格を取得し、現在はリフォーム業界で働いています。
『家づくり』『DIY』『家の売買』などのリアルな体験を発信中。何歳からでも新しい挑戦はできる、がモットーです。

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