注文住宅の建築予算ってどのくらい?
マンションは高騰しているけど、注文住宅は?
そんな疑問にお答えします。
都心の新築マンション平均価格は、1億円を超えて高騰しています。
では注文住宅はどうでしょうか?今回はシンプルに調査データを共有したいと思います。
注文住宅を買うタイミングの参考にしていただければ幸いです。
注文住宅 平均建築資金の推移
国土交通省の調査によると、
住宅建築資金(土地購入資金を除く)
- 全国平均:3,935万円
- 三大都市圏平均:4,504万円
高すぎてビックリ!
平成30年(2018年)からの推移は、下記の通り
▼全国平均
▼三大都市圏
住宅建築資金 「新築」「立て替え」工事別
- 新築世帯:3,866万円
- 建て替え世帯:4,487万円
建て替えの方が大分お金がかかりますね!
平成30年(2018年)からの推移は、下記の通り
▼新築(全国)
▼立て替え(全国)
住宅建築資金(土地購入資金を含む)
- 全国平均:5,436万円
- 三大都市圏平均:6,787万円
平成30年(2018年)からの推移は、下記の通り
▼全国平均
▼三大都市圏
注文住宅の建築資金は、右肩上がりに増えています。
特に土地を含まない「建物のみ」の資金が、令和3年(2021年)から急増。
建築資材の高騰(ウッドショック)の影響が大きいと推測できますね。
では平均建築資金が増えているのに対して、実際の着工戸数はどうなっているのでしょうか?
注文住宅 着工戸数の推移
持家(注文住宅)の着工戸数は、下記のグラフの通りです。
*下部の水色部分が、持家(注文住宅)
※「持家」は、「注文住宅」を示します。
国に提出する建築工事届から集計しているので、
・個人が提出する注文住宅…持家
・事業者が提出する建売住宅…分譲住宅
・事業者(個人)が提出する賃貸住宅…貸家
令和4年(2022年)は、253千戸。前年の286千戸にくらべて大分減少しています。
対して分譲住宅や貸家は、増加していますね
「今は買い時か?」について
結論から、注文住宅は『今は買い時でない』と思います。
下記は不動産価格の推移グラフ。
2020年から上がってますね。コロナの影響かな?
「買い時ではない」と言いますか、「高すぎて買えない」という人も多いと思います。
まだ「住宅ローン減税」が続いているにせよです。実際に、注文住宅の着工戸数も減っているので、買うのを控えている人(高くて買えない)も、少なくないと思います。
「買い時」ではなく、「売り時」ですね
僕は2016年にマンションを売って、2018年に注文住宅を建てました(その間は賃貸住まい)。資金的にローコスト住宅でなければ無理だったのですが、今ならローコストでも建てられなかったと思います;
ローコスト住宅の記事はこちら↓
でも「注文住宅」を考えている人は、家づくりの計画をより具体的に進めることをおすすめします。「注文住宅」は「建売」と違ってすぐに買えるもんじゃないし、調査や勉強もして、じっくり検討することが大切です。私は3年ほどかかりました。
もう進めてる方もいますよね?大変失礼しました。
今は価格が上がっていますが、今後は下がる可能性が十分あると思います。株価も上がり過ぎていますし、ウッドショックも落ち着いて、あとは戦争が終わってくれれば良いですね。
ですので、今から準備をすることをおすすめします。
でもでも、個人の状況にもよると思います。よく言われることですが『買いたいと思った時が、買い時』というのが万能な回答ですね。
まとめ
今回は注文住宅について、国土交通省の調査データを共有しました。
家の「買い時」は、人それぞれの「判断」になりますが、家づくりの計画を着々と準備して進めることをお勧めします。
この記事が少しでも参考になったなら大変うれしいです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。