オシャレな洗面台にしたいけど、
施主支給って断られることあるの?
あるよ!今回は『施主支給』を断られたが、『施主指定』で気に入った洗面ボウル(手洗い器)を設置した体験を共有します。
工務店や住宅メーカーが指定する「洗面台」や「洗面ボウル」ってちょっと普通すぎませんか?
私が建てたローコスト住宅の標準設備もそうでした。ローコスト住宅はコストを抑えるために、標準の仕様や設備は無難な一般的なものが多いです。
でも、おしゃれで個性的なアイテムも欲しい
そうですよね。私は玄関近くに置く「洗面ボウル(手洗い器)」は、おしゃれでインパクトのあるものにしたくて、自分で探して選んだサンワカンパニーの「カラー400ブラック」を設置しました。
この記事では工務店や住宅メーカーが取り扱わないメーカー商品でも、『施主支給』や『施主指定』ができた経験を説明したいと思います。後悔しない納得の家づくり、そして費用を抑えてコスパよく家を作るには『施主支給』『施主指定』は、重要ポイントになるので是非参考にしてください。
目次から読みたい「見出し」に飛んで読んでください。
サンワカンパニーについて
おしゃれでデザイン性の高い住宅設備の企画開発、輸入販売を行う会社です。特にキッチンや洗面台が人気でインターネット販売にも力を入れています。
あつかう商品のデザインも、顧客を重視する考え方も大好きな会社。青山のショールームにも2度足を運びました。この記事のアイキャッチ画像はショールームで撮影した写真です。(掲載許可も頂きました)
私たちサンワカンパニーは、「誰でも買えて、誰が買っても同じ価格」という一物一価の原則を、建築資材に導入した業界初の会社です。
大手建設会社が購入しても、日曜大工用にお父さんが買っても、同じ量なら同じ価格です。
取扱建材価格は一律とし、Webサイトでも公表しています。こうすることで、少なくとも材料と工賃を含めた材工一式の見積もりの中身は明確になります。
価格をオープンにすることは、建築業界の健全な競争や、明快で分かりやすい体質への刷新につながると、私たちは信じています。
引用:サンワカンパニー
↓サンワカンパニーが販売する「懸垂バー」を紹介しています。
カーラ400ブラック(サンワカンパニー)
コンパクトで使い勝手も良く、帰宅時にすぐに手を洗えるので重宝しています。
写真の左上に見える「タオル掛け」もサンワカンパニーで購入。これは自分でネット購入して、自分で取り付けました。
こだわったのは、お湯も出る「混合水栓」にして、排水も「壁排水」にしたことろです。
だから施工費が高くなるよ
「壁排水」とは、排水パイプを床でなく壁に通す施工です(給水パイプも同様)。こちらの方が見た目もスッキリしますし、床の掃除も楽になります。
このInstagram投稿は「床排水」ですね。
ie.haseさん、すいません。「壁排水」でマウントとるつもりないです。
下から見ると、こんな感じで壁にパイプが通ってます。
欠点は写真の通り、汚れやすいこと。水垢がついて落ちなくなります(涙)
黒は汚れやすいですね。汚れを気にする方は、「白」「グレー」が良いかもしれません。
「グレー」は新色ですね。僕が買った時には無かった。
『施主支給』を断られて、『施主指定』に!
前置きが長くなりましたが、本題の『施主支給』を断られた理由と、『施主指定』についてお話します。
『施主支給』を断られた理由
「施工後に何か問題が起きたときの保障ができない」というのが理由です。
何かトラブルがあったときに、「施工」に問題があったのか、取り付けた「商品」に問題があったのか、責任の所在が不明確になってしまい【保証が効かない】ということです。
特に水回りに関しては、「商品の発注者」と「施工者」を同じにするのが住宅業界の常識で「責任施工」と言うようです。まー、納得できる理由ですね。保障が効かないのはリスクが高いので『施主支給』は諦めました。
僕の場合、水回り以外の「シーリングファン(ODELIC)」は、施主支給OKでした。ただ、ダウンライトなどの「照明」は施主支給NGでした。理由はこれも同じ「責任施工」。
その他「タオルハンガー」「可動棚」「壁掛けテレビ金具」などは、自分で買ってDIYで取り付けました。「施主責任施工」です。
『施主指定』について
『施主支給』はできませんでしたが、『施主指定』にしてもらいサンワカンパニーの洗面ボウルを設置できました。結論、『施主指定』の方が手間がかからず良かったです。
- 『施主支給』・・・商品手配を全て施主が行う
- 『施主指定』・・・指定した商品を施工会社に手配してもらう
サンワカンパニーの場合は、誰が買っても同一価格の「ワンプライス」で商品を販売しています。つまりハウスメーカーが発注しても、僕がネットで買っても同じ価格。『施主指定』で施工会社に手配してもらいましたが、当然商品代金が高くなることも安くなることもなかったです。
『施主支給』『施主指定』のデメリット
僕が感じたデメリットは、施工費が高くなる傾向にあることです。通常住宅メーカーは、住宅設備を定価よりも安く仕入れることができます。つまり仕入れ値ですね、定価との差額が利益になるわけです。でも、『施主支給』された場合や、サンワカンパニーの様に「ワンプライス」で仕入れ値が無い場合は、利益を乗せることができません。
ではどこに利益を乗せるのでしょうか?「施工費」しかありません。
現に私の場合も、施工費が高く感じました。手洗いボウルの代金よりも高かったので。
お湯も出る「混合水栓」にして、施工が手間な「壁排水」にしたから仕方ないよ。
確かにね。特にローコストの住宅メーカーは、利益ギリギリでコスパの良い家づくりをしています。
自分がこだわった設備に関しては、寛大な心を持つことが大切ですね。
よく言った。担当者さんとの信頼関係と思いやりが重要です。
↓ローコスト住宅についての赤裸々記事
まとめ
今回の記事は、サンワカンパニーの手洗い器について『施主支給』を断られ『施主指定』で施工した経験を話しました。
自分で気にいる商品を探すのは大変楽しいし、満足度の高い家づくりができます。また、節約にもつながりますし良いことづくめです。『施主支給』は、事前に住宅メーカーさんに相談と確認をしてください!
また、サンワカンパニーのショールームに行くこともおすすめです。家づくりのイメージが膨らみますよ!
この記事が少しでも参考になったなら大変うれしいです。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。